「貸宅地」とは、土地に関する権利の目的となっている宅地です。「貸宅地」の評価額、資産額は、その宅地に与えられている権利区分に応じて評価され、例として借地権の目的として使用される宅地などがあります。このとき、借地権とはその土地の賃借権、あるいはその土地に建てられた建物を所有することを目的とする地上権を指します。借地権の目的とされる宅地の評価額は、自用地としての価額から自用地としての価額に借地権割合を乗じた値を差し引いて求めます。このとき、借地権割合は20％として算出。同じ土地であっても、その土地に建物が建てられており、その建物の所有を目的とする場合には借地権が、人工物や林木を所有するために土地を使用する場合は地上権が、それぞれ認められています。